【企業のWEB担当者必見!】SNSマーケティングとは?基本的な考え方から戦略、企業にあった運用方法まで詳しく解説!

投稿者 編集部

それぞれの企業に合ったSNSマーケティングとは?

「自社SNSを始めたいけど何から手を付ければいいか分からない!」

SNSの運用を続けているけど、このままでいいのかな?」など、いろいろな不安があると思います。

企業のWEB担当者の方、SNSの基本的な考え方と今までの運用方法を見直しませんか?

自社にあったSNSの活用方法を見つけましょう!

 

目次

  1. SNSマーケティングとは
  2. なぜSNSマーケティングが必要なのか
  3. 期待できる効果
  4. 企業にあった運用が必要
    向き不向き
    リソース
    失敗しているポイント

  5. SNS媒体ごとの特徴   
  6. 分析方法
  7. まとめ

SNSマーケティングとは?

SNS(Facebook、Twitter、Instagram、LINE、Youtube、TikTok等)をマーケティングに利用することで、企業自身やサービス、商品を知ってもらい、共感、共有してもらう事が可能です。

ユーザーと直接繋がれるというSNSの特性を活かして、ユーザーが共感、共有したいと思えるコンテンツを企業自身が投稿することによって、サービスや商品をより近くに感じてもらい、継続的に接触することで、ブランドのファンになってもらうことができます。

 

なぜSNSマーケティングが必要なのか?

WEB広告だけでよいのでは?

HPをしっかり作っていればOKじゃない?

SNSでのマーケティングは本当に必要なのかな?と疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?

近年、メディアの接触時間の50%がWEBデバイス(携帯、タブレット、PC)になっており、その中でも携帯の接触時間が急増しています。

また、8割近い全世代の人がなんらかのSNSを利用していることが分かっています。

 

人と人の繋がりを大事にしているSNSでは、友達の投稿や口コミ、情報は、信憑性や信頼性がとても高いものになります。

これは、SNSが流行る前の時代でも同じことが言えると思います。

友達からおいしいと勧められたお店に行こうかな?など信頼した人からの口コミは、物事を決断する時やモノを購入する時、一つの指針となりますよね。

 

ネットでの口コミによって、購入時の決断はより早くなってきました。

 

そんなSNSの中で、ユーザーに共感、そして共有してもらうことができれば、企業の信頼性を高め、ブランド愛を深めてもらい、購入してもらうチャンスにつながります。

 

一人ひとりのユーザーがメディアになれる時代に、企業は共感、共有してもらえるような有益な情報、コンテンツを発信することは、よりたくさんの人に企業のよさを届ける手段のひとつだと言えます。

メディア接触割合図

出典:https://markezine.jp/article/detail/28506 株式会社ビデオリサーチ

 

期待できる効果

SNSの効果が分かりにくい。」

「数値化して社内で報告したい」


WEB
担当者の方がSNSでの効果について気になる点はいくつかあると思います。

SNSマーケティングで期待できる主な効果は、以下の3つです。

  • 企業(ブランド)の認知度アップ
  • 顧客のファン化、声が集まる
  • ユーザーの反応を数値で見ることができる

企業(ブランド)の認知度アップ

企業のHPに来訪してもらうハードルに比べて、

SNSへの投稿はユーザーが目にする機会が多く、認知度UPが期待できます。

 

また、SNSの特徴であるシェアをしてもらうことにより、多数のユーザーへ拡散でき、

企業やブランドを知ってもらえる可能性もあります。

接触場面が増やすことにより、HP来訪や顧客獲得のチャンスが広がります。

 

顧客のファン化、声が集まる

それぞれのSNSの特徴を活かすことで、企業(ブランド)のファンを増やすことができます。

例えば、クールなビジュアルイメージを打ち出したり、キャラクターを活用し親しみやすさを出すなど特徴によって集まるファンが変わってきます。

また、ユーザーのコメントやいいね数を分析することで、よりよいビジュアルの広告や打ち出し方に活かしたり、商品(サービス)の改善や開発に活かす事ができます。

 

ユーザーの反応を数値で見ることができる

投稿に対して、いいね数やシェア数、インプレッションやHPに訪れた数字など、様々なデータを得ることができます。

すぐに効果測定を行えることで、従来のメディアよりも短期間や少ない費用でユーザーからのアクションを分析でき、次のアクションに活かせる点はSNSの大きなメリットでもあります。

 

企業に合った運用が必要

SNSに向いている企業はどんな企業でしょうか?

「うちの会社は投稿するコンテンツがない」

「そもそも商品がSNS向きじゃない」など

SNSに自社の商品が合わないと考えてらっしゃる方もいらっしゃると思います。

SNSを続ける(始める)にあたって、企業に合った運用ができているか考えていきましょう。

業務命令だから始めたけど、惰性で運用していたり、思いのほかフォロワーが増えないのでやめようかなと思っている企業の方もぜひチェックしてください。

向き不向き、SNSが向いているパターン

例:商品サイクルが早い商材を扱う企業(アパレル、食品、レストラン等)

SNSの活用にあたって、コンテンツ作りに頭を悩ませている担当者の方は多いのではないでしょうか?

季節によって新商品が出る企業やブランドはコンテンツ(ネタ)が枯渇しにくいのでSNS向きだと言えます。新作コレクションや新メニューなど、いち早くフォロワーに情報を届けることができます。

 

例:扱う商材がモノではない企業(保険、クレジットカード、アプリケーション等)

自社でコンテンツを用意し続けることが難しいイメージがありますが、SNSによってはインフルエンサーやフォロワーに参加してもらうことによってそれ自体をコンテンツとして投稿、配信することも可能です。

また、キャンペーンを行うことでフォロワーに参加してもらい、投稿を紹介することも考えられます。

 

例:たまにしか購入しないものを扱う企業(家、車、家具、旅行、一眼レフカメラなど)

  高級なものこそ、SNSで身近に感じてもらうことが重要です。

商品のビジュアル面や、利用シーンを投稿することで購入した後のイメージが湧きやすく、興味を持ってもらうことができます。

また、すでに持っている場合でも、良いビジュアルの投稿を見て、「やっぱり買ってよかったな」「次もこのブランドを買おう」と、長くファン化してもらうことができます。車のCMなどがそうですね。

 

上記以外のSNSに向いていないと思われる業種でも、切り口次第ではコンテンツを生み出す事が可能です。

それは、HPだけでは、伝えきれない新たな商品のよさに気付いてもらえるチャンスかもしれません。

 

こういうモノを投稿しなければいけないという決まりがないのもSNSのよさです。

 

リソースが足りない

SNSマーケティングを行う際に上がる課題として、運用リソースが足りないという点があげられます。

「社内でSNSに詳しい人材がいない。」

「他業務と兼任しているが、SNSに時間を割けない。」など。

 

リソースが割けない理由は何でしょうか?

 

SNSマーケティングですぐに売上が上がると期待され過ぎたり、コストやリソースをかけずに大きな成果に繋がると思われているなど、会社とSNS担当者と認識に乖離があることもリソースを割けない理由の一つでしょう。

 

ただ、リソースを割かずに、SNSマーケティングは短期的に成果を上げるのは難しいでしょう。

しかし、リソースやコストをかけることで結果がきちんと付いてくるのもSNSマーケティングの特徴です。

中長期的にSNSを活用していくことで、集客や売上への貢献、フォロワーの増加などに成果を実感することができます。

 

会社にSNS活用に適切な目標設定とそれに合わせたリソースとコストが必要です。

 

失敗しているポイント

SNSマーケティングでありがちな失敗ポイントを上げてみましょう。

  • ターゲット(ペルソナ)が定まっていない
  • SNSごとの特徴を理解していない
  • PDCAを回していない、活用していない
  • 情報の押し売りになっている。
  • リソースが足りない&ノウハウ不足


SNSの運用に日々追われてしまって、しっかりとチェックできていない点があるのではないでしょうか?

一度見直してみて、新しい問題は日々解決していくようにしましょう。

 

媒体ごとの特徴

Twitter

・全角140文字以内でつぶやくシンプルなSNS

・国内アクティブユーザー数は4,500万人。20代のユーザーが特に多い。

・リアルタイム性が高い。

・フォロワーのリツイートによりツイートが拡散される。

Facebook

・国内アクティブユーザー数は2,600万人。メインのユーザー層は30代中盤から50代。

・実名制で、友達だけでなく同僚や取引先ともつながっている人も少なくない。

・広告を活用して認知やブランディングを図る企業も。

Instagram

・写真や動画をメインとしたSNS

・国内アクティブユーザー数は3,300万人。20代が最も多く、10代から30代は女性が6割を占める。

・ハッシュタグやユーザー名で検索可能。これ活用して情報収集するユーザーも存在。

LINE

・国内アクティブユーザー数は8,200万人。全世代で利用者が多いがチャットツールとしての利用者が多数を占める。

・つながりは、仲の良い実際の友達やグループ。

・拡散力はほとんどないが、アカウントと友達登録しているユーザーに、メッセージを直接送ることができる

 

他にも、YoutubeTikTokPinterestなどさまざまなSNSがあります。

このようにSNSによってそれぞれ特徴があるので、企業に合った目的や、ターゲットを見極めることが重要です。

 

分析方法

SNSそれぞれのインサイト情報があり、エンゲージメントやインプレション、クリックや開封率など様々な情報を得ることができます。

また、いろいろな無料・有料の分析ツールが存在するので、それぞれの企業が必要なデータに合わせてツールを使い分ける必要があります。

なぜ、SNS分析が必要なのでしょう?

  • お客様センターに届かないカスタマーのリアルな声が拾える
  • 即時性のあるデータを得ることができる
  • 競合分析ができる。
  • 広告の効果測定

このような内容を分析することで、よりよい情報をカスタマーに届けることができます。

SNSはより身近なツールであるからこそ、時間をかけても集まらなかったような情報やさまざまな意見が、集まりやすくなります。

それらを活用することで、新しいサービスや商品が生まれることも近年では珍しくありません。

まとめ


お客様との接点は、CMや街頭広告のように一方向だけのものではなくなり、SNSのように共有や交流をしながら、商品をアピールすることが可能になりました。

企業のSNSマーケティングは、活用の仕方によって、たくさんの利益をもたらす可能性があります。

どのような運用の方法で、伝えたいメッセージは何か、方向性を定め、企業に合ったSNSを中長期的に続けていくことで、ブラントや商品の認知や、売上につながっていくでしょう。