「Web集客にはSEOが重要って聞いたんだけど、SEOって何?」
「SEOって具体的に何をするの?」
「アウトソーシングしたいけど、何もわからないまま依頼するのも不安」
このページでは、SEOのメリットとデメリット、基本の対策事項に取りかかる前に知っておきたいSEOの考え方などについてお話しします。
2-1.検索結果ページでの順位が高いほど、多くのユーザーに自信のWebサイトを訪問してもらえる
Google、Yahoo!などの検索結果ページで自身のWebページが上位に表示されるよう、対策を行うことです。「Search Engine Optimization」を略して「SEO」と呼んでおり、日本語に訳すと“検索エンジン最適化”となります。
Webサイト・ページが、検索エンジンから「ユーザーにとって価値の高いコンテンツである」と評価されることで、検索結果ページの上位に表示されるようになります。
ユーザーや検索エンジンからの高評価を得られるようコンテンツやページを最適化することが、SEOです。
Webサイトへの訪問のきっかけとなるものとして、
などいくつかの媒体があります。
インターネット上の自分でコントロールしやすい媒体としては検索エンジンの検索結果ページ、広告の2つです。Webサイト訪問の流入元を調べると、多くのサイトで自然検索が50%以上の大きな比率を占めているため、Webサイトのアクセス数アップに大きく寄与する媒体といえます。
国際的なSEOの専門家Brian Dean氏のブログ記事「500万件のGoogle検索結果を分析し、自然検索のクリック率について学んだこと」に、検索順位がどれくらいサイトへの集客に影響を及ぼすかが示されています。
その中から、メリットとして最もわかりやすい以下3点を抜粋してご紹介します。
検索結果ページから訪問するユーザーは求める情報や課題が具体的になっている人が多く、コンバージョン(購買や問い合わせ他、成果となるもの)につながりやすい傾向があります。
広告からの流入は広告を停止した途端に途絶えてしまい、費用がなければ集客できないという状況が発生します。SEOにより検索結果の上位表示をキープしていれば、広告を出稿していない時でもWebページへの集客が期待できます。
必ずしも狙ったキーワードで成果が出せるとは限らない
Googleの検索順位を決めるアルゴリズムには200以上の要素があり、その組み合わせや要素ごとの影響力はブラックボックスとなっているため正解はわかりません。ただしこの部分を直せば上位表示されやすくなるのではないか?という要素や方法の推測と検証はこれまでに多く行われ、上位表示を狙うための方策はある程度目星がついています。
また、ユーザーに高く評価されるコンテンツを作成することは、ユーザーからの信頼やブランド認知の獲得につながる資産づくりとも言えます。デメリットに目を向けて諦めず、積極的に取り組むことをオススメします。
有名な検索エンジンだけでもGoogle、Yahoo!、Bingなど様々な検索エンジンが存在しますが、それぞれのエンジン全てに対策をする必要はありません。Googleに対してのみ、対策を考えればOKです。
なぜなら、 Yahoo!は2011年からGoogleの検索技術を利用しており、Google・Yahoo!の2つの検索エンジンだけで、インターネット検索全体の約95%を占めているからです。Yahoo!とGoolgeの検索結果は『ほぼ』同じです。
そのため、「SEO=GoogleのアルゴリズムへのWebサイト最適化」と言えます。
ユーザーが求める価値のある高品質なコンテンツを作成し、検索エンジンにそのコンテンツの価値を認識・評価させること
SEOとは要は、Googleの検索アルゴリズムに対しての対策です。つまり、「Googleが何を重要視してページの評価を行っているのか」を知ることが重要となります。
Googleは、ユーザーの利便性を第一に考えています。それを表すのが
まとめると、【ユーザーが求める情報にどのような時でも素早くたどり着け、有益な情報を容易に得られること。】であり、Googleはこれらを評価する基準として「検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)」を公開しています。
そのコンテンツがどの程度ユーザーにとって役立ち、満足させたかを評価します。
ユーザーの満足度を高めるためには、上位表示させたいページで狙うキーワードが、検索ユーザーの検索意図に合致するかどうかが非常に重要になります。
Googleはユーザーがインターネットで何かを検索する動機やきっかけを以下のように定義しています。
このようなユーザーの検索意図を汲み取って、キーワードに合うコンテンツを作成する必要があります。
また、ユーザーが必要とする情報をそのページだけで十分に得られるよう、適切な情報量のコンテンツを用意します。文字数が多い方がSEOに有利と言われていますが、とにかく多ければ良いというわけではなく、余分な情報を省いて適切な量である必要があります。
少し前までは「まとめ記事」「リライト記事」など、専門性が低くオリジナリティのない低品質なコンテンツもユーザーの検索意図と一致していれば上位表示されていましたが、現在はそのようなページは上位に表示されなくなりました。
ユーザーに高品質なコンテンツを提供するための基準としてGoogleが特に重要としているのが、「 E-A-T」や「YMYL」です。
Expertise(専門性)
トピックについての「正式な」教育または訓練を受けている有資格者はもちろんのこと、製品やレストランなどについて、資格などはなくともそれらについて詳細で役に立つレビューを多く書いているような経験豊富な一般人も専門家と見なされます。
このような専門家による、ユーザーにとって価値のあるコンテンツであるかどうかが基準となります。
Authoritativeness(権威性)
専門性の高い第三者からの評価(受賞歴や推薦・ページへのリンクなど)を獲得しているかどうかで判断されます。
Trustworthiness(信頼性)
そのサイトの情報やサービスを利用しても問題ないという信頼に足るかどうかの基準です。
”Your Money or Your Life”の略語で、「人の将来の幸福、健康、経済的安定性、または安全性に潜在的に影響を及ぼす可能性があるトピックス」を扱うコンテンツのことです。
低品質のYMYL情報は、金銭や資産の損失・健康被害・その他社会問題の原因となる可能性があるため、非常に高い品質評価基準が設けられており、中でもE-A-Tが非常に重視されます。
Webサイトジャンルやカテゴリにもよりますが、スマートフォンからのWebサイト閲覧が近年はメインとなっているため、Googleではモバイルでのユーザビリティを重要視しています。
次のような手法を使用しないようにします。
リンク プログラムへの参加
オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
フィッシングや、ウィルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
構造化データのマークアップの悪用
Google への自動化されたクエリの送信
※準備中※
Googleがユーザーの役に立つと評価するページは、ページを見るユーザーにとっても価値のあるコンテツと言えます。このことを意識するだけで、自ずと検索エンジンで上位表示される可能性が高まります。
Needs Met、Page Quality、Userbilityを満たす高品質なコンテンツを作成しても、Googleに認識・評価されなければ検索結果ページに表示されないため、Googleにそのことをわかりやすく伝える形式でWebページを作成する必要があります。それについては、次回「SEOって何からやるの?はじめの第一歩(基本設定)」にてご紹介いたします。